「食」と自律神経失調症・うつ・パニックの関係性

最近、自律神経失調症・うつ・パニック障害の患者さんが多くいらっしゃいます。

私の院では、初診の問診に1・2時間費やしてお話を聞いています。

そうすると、様々な背景が見えてくるんですね。

ご自身では関連性がないと思われていることとのつながりが見えたり、今の状況把握をまとめられたりするようです。
東洋医学的には、心の病の原因として、大きく分けて二つの問題があると考えています。

ひとつは、精神的な負担。
もうひとつは、消化器系統の弱り。

この二つを基本として、様々なことが起こっていきます。

そして、心の病を紐解く鍵は、日常生活の中に隠されています。

問診、体表の観察を通じて、問題点を追求し、治癒力を引き出すきっかけを与える。

これが、東洋医学の役割です。
私の院では、初回にかなり時間をとって詳しく問診をします。

その人の生活環境・人生・人生観・習慣など出来るだけ把握するように努めます。

心の病ですから、人それぞれ様々な原因が関わっており、ストレスや人間関係、過去の出来事への後悔や将来への不安、など、多岐にわたります。

 

心のことについてはとても重要なことなのですが、私がまず注目するのは、「食生活」についてです。

「え??食生活??」

と、思われがちなのですが、実はとても重要なことなのです。

簡潔にいえば、

「食事の量」
「食事の質」

の2点です。

 

心の病というものは、一言でいうと、「心や体に負担がかかりすぎておこるもの」だと東洋医学では考えます。

したがって、心の病といえども、ストレスなどの精神的な要素以外にも、影響を受けるのです。

その最たるものが食です。

たとえば、ストレス食いをする人は、胃腸に負担をかけてしまうため、体がしだいにだるくなりますし、体の治癒力や免疫が低下しやすくなります。

それが高じると、心の病になることがあります。

とくに、甘いものを食べすぎると、消化器系等の働き(脾)が弱りますので、心の病に移行しやすくなります。

脾が弱ると、肝気(自律神経、精神的な緊張)が高ぶりやすくなり、「肝脾不和」という状態に陥ります。

これは、うつ病や自律神経失調症のパターンの一つです。
心の緊張をゆるめたいため、甘いものを欲することがあるのですが、それが過剰になっていくと脾を痛めます。

結果として肝気が高ぶっていき心の不調和となります。

身体がしんどいと心もしんどくなりやすいものです。

 

自律神経失調症やうつの場合、当院を来院される患者さんの多くが、西洋医学の薬を飲まれています。

薬の弊害については別の項で述べるとして、多くの方がそうした薬を急には減らせないため、(ドクターと患者さんとのコミュニケーションによって)状態が改善して来れば少しずつ減らしていくことが多いです。

回復スピードは人それぞれ違います。

置かれている生活環境やこれまでどれほど薬を飲んできたかなどの諸条件が関わってきます。

さらに治ってしまうことを意識的・無意識的に恐れ、ブレーキをかけてしまう場合もあります。

つまり病がある種のストレスや危機から逃げる理由となるのですね。

すなわち生命の危機を回避しようとする防衛反応といえるでしょう。

 

治りかけになると、例えばストレスのかかる会社に行くことへの恐れが潜在的に残っている場合、症状の悪化が見受けられるケースは、そうした環境的問題がクリアになっておらず、環境を変えたり向き合い方を変えたりする整理がついていないと起こりやすいように思います。

 

鍼灸やエネルギー療法で治療を受けることは、体を楽にすることで心も楽になりやすくするためのものであり、同時に自身のこれまでを振り返るとともに、これからどう生きていきたいのかを整理する人生の転機でもあるのです。

身体が危機を感じ、こうした症状を起こすことでブレーキをかけているのは、すなわち生き方の無理、心身の負担を教えてくれているからに他なりません。

火事があるから警報ベルは鳴り響くのです。

警報ベルを聞こえないようにするためだけの対症療法に走っては、火事がこの後燃え広がる危険性をはらんでいます。

 

回復のスピードは人それぞれ、回復の仕方もそれぞれ違います。

いわゆる好転反応という形で、回復の過程で症状が出てくることもあります。

簡単なたとえを言えば、肩こりの人が治る過程で突然下痢に見舞われ、そのあと病状が好転したりします。

アトピーの人が一時期症状が悪化したように見えて、実は体内の老廃物を排泄する浄化反応であったりします。

思うにこれは心の状態にも同じことが起こり得ます。

変な夢を見ることは、ある種のデトックスであると私はよく言います。

心の奥底にたまっていたよどみが、夢という形で表面に現れるのは一種の浄化反応で、あまり変な夢を見ても気にせずにいましょうということです。

治る過程の中では、一直線に回復するケースもあるだろうが、多くの場合、小さな波をいくつか経ながら少しずつ状態が上向いていきます。

その中で、調子がいいなと思っていたら、なんだか状態が良くないように感じることも起こることがあります。

一度いい状態を味わうと、またそうした調子になることは心地の良いものではないため、多くの人が不安を抱いたり、悪化したと思い込む傾向にあるが、もう少し長い目で回復を見守ってみると、「ああ、あれも一つの治るプロセスだったのだ」と思える日が来るはずなのです。

見ようによれば、身体も防衛本能を過敏に働かせており、「このままよくなっても大丈夫なのか?」「警戒信号を解いてもこの人は大丈夫なのか」とその都度テストしているようなものです。

ブレーキをかけながら徐々に開放していくため、そのブレーキによる調子の波をネガティブにとらえてしまい、それが自身への負荷になるケースもあるように思えます。

また、心のデトックスの話で言ったように、溜まっている心のひだが表面化し症状として現れた場合もあるでしょう。

そうした場合に、「まあ、そのうちよくなるだろう」「大丈夫、長い目で見れば順調だ」というスタンスでそれを受け入れれば、体はそれを見て安心し、警戒信号を解いていきます。

 

加えて重要なのは患者の日常生活の在り方です。

特に飲食は重要。

甘いものの取り過ぎ、水分の取り過ぎ、食べ過ぎ飲みすぎ、こういったことが脾胃を傷めてしまう。そうなれば体の回復力は落ち、だるくなり、心もしんどくなりやすいです。

問診ではこうしたことを話すが、自身の日常を変えたくない、知られたくない人はこうしたことをごまかそうとしたり隠そうとすることが多々あります。

そして、付き添いの人に聞いてみて日常の様子が明らかになったりするのです。

なかなか状態が上向かない場合、こうしたケースが結構あるように思います。

逆に、改めることで大幅に状態が上向くことはたくさんあります。

どれほど回復に向けた施術を行っても、日常でそれとは反対方向にベクトルを向けていては回復は遠のいていくばかりです。

食べることで心の隙間を埋める本能、甘いもので緊張を解きたい本能、ストレス食いや偏食、過食には心の問題が隠れており、こうした部分に目を向け見つめ直してこそ回復は大幅に上向きます。

逆に、このあたりを放置しておけば、本人の苦悩は続くことになります。

「調子が良くなったと思っていたのに最近また調子が悪い」という人は、一度このあたりを見つめ直してみてはどうでしょうか。

 

実際、状態が上向くと、ついついこうした節制が乱れ、食べ過ぎてしまうことがよくあります。

東洋医学では心の問題は脾胃と密接に絡んでいると考えられているため大変重要なポイントです。

術者は回復過程の中でそうした話をするが、受け手の捉え方がどのようなものかによって、回復スピードにも影響してきます。

素直に、シンプルに、気長に、あればあるほど、結果的に回復は早くなるのではないでしょうか。

短絡的にあれこれと気をまわし過ぎてしまい、かえってドツボにはまる人も多いが、ある意味でその人自らが招き寄せた状況ともいえるでしょう。

 

これはたとえ話ですが、同じような状況の人がいたとして、一人は実直に素直に良いと思う方向(根本治療に結びつく方法)で治療を続け、もう一人は複雑かつ短絡的な視野で物事をとらまえてしまい治療法を変えた(対症療法的手法)とします。

はたしてどちらが結果的に早く回復にまでたどり着くか。

人生にたらればを持ちだせばきりがないですが、確かな目を持った術者であれば、両人の行く末が想像できるでしょう。

もっとも、どちらを選ぶかは当人の選択であり、実際に根本治療よりも対症療法を求める人もいるし、根本治療など到底できるはずもないと様々な事柄から思い込んでいる人もいます。

選ぶのはその人なのです。

 

体の浄化・免疫向上のための「食」

 

体の浄化・免疫向上のための食を考えた際、
「質と量の改善」

がポイントとなります。
現代人の多くが食べ過ぎている上に、老廃物・毒素をためやすい食習慣・環境下で生活しています。

そこで、1日1~2食(半日断食)を基本とし、定期的に体内浄化のため食事を抜く方がより良いです(1日断食)。
消化吸収を休むと体は排泄を促進させるからです。(=浄化・免疫向上)
<採り入れるべきもの>
昔ながらの日本の伝統食が基本(一汁三菜、玄米菜食、身土不二)
●穀物・・・米(玄米、発芽玄米、胚芽米)、雑穀類(十五穀米など)、麦(精白していないもの)
●味噌・納豆・酢・醤油・梅干などの植物性発酵食品(原材料・製法をよく確認)
●「まごわやさしい」をベースに腹八分目以内、よく噛んで食べる
●塩・・・ミネラルを含む天然塩(食塩=塩化ナトリウムはダメ)
●良質の油を摂る
火を入れない:エゴマ油、アマニ油、オリーブ油(遮光のガラス瓶でない市販の大量生産の物は品質悪い)
火を入れても強い:米油、玄米油、ゴマ油

 

「まごわやさしい」
① まめ・・・豆類、豆腐、納豆・味噌・醤油などの植物性発酵食品
② ごま・・・ごま、ねぎ、しそ、松の実、ナッツ類
③ わかめ・・・わかめ、コンブ、もずく、ひじきなどの海藻類
④ やさい・・・野菜、根菜類(ゴボウ、大根、ニンジンなど)
⑤ さかな・・・魚介類(青魚、小魚、貝)丸ごと食べられるもの
⑥ しいたけ・・・しいたけ、えのき、まいたけ、ナメコなどキノコ類
⑦ いも・・・さつまいも、じゃがいも、こんにゃく、里芋、山芋など
<避けるべきもの>
人工添加物・・・調味料(アミノ酸)、着色料、香料、保存料、たんぱく加水分解物など
人工甘味料・・・アセスルファムK、アスパルテーム、サッカリン、スクラロースなど
果糖ブドウ糖液糖(異性化液糖)・・・コーンシロップ(発がん性のある遺伝子組み換えトウモロコシ)
経皮毒・・・歯磨き粉、シャンプー、リンス、石鹸、洗剤、フッ素、芳香剤、防臭剤、衣類
油・・・市販のナタネ・コーン・大豆油などは遺伝子組み換えの可能性大。サラダ油だめ。
動物性食品・・・肉、卵・ソーセージ、乳製品(※たまに用いるなら産地・原材料を吟味して選ぶ。ジビエなど)
西洋医学のクスリ・ワクチン
抗がん剤・放射線は厳禁。オペのリスクを知る(酸化。最低限のリスクにとどめる)
医療被曝(レントゲン・MRI・CT・PET検査など)最低限のリスクにとどめる
砂糖の有害性・・・精白している白砂糖は有害
(※精白していない黒砂糖、三温糖、和三盆、テンサイ糖、はちみつ、果糖であっても「直接糖」を大量摂取すること自体がよくない。吟味したうえで摂りすぎに注意する)
タバコ

 

 

同じような症状でお悩みの方は、一度「逍遥堂」にご相談ください。

あなたのお力になれると思います。

 

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