過敏性腸症候群・不安障害が改善 大阪府 Tさん 30代 女性

<経緯>

電車、車、人込み、街中、会議場など人がたくさんいる場所で、動悸や腹痛、さらに下痢に襲われる状態が続く。

心療内科では向精神薬を処方される。

精神的にも不安定で、日常生活も乱れ(酒、喫煙、お菓子、コンビニ食など多量、偏食、スマホ)、睡眠も困難。

人間関係に悩む。

便が出づらい。出ても粘っこく臭いが強い。

 

 

<検査>

自律神経、脳、感情、内臓の反応。

体内浄化環境が劣悪。

 

 

<処置>

エネルギー療法

生活改善をして体内浄化を図り、脳の警戒レベルを下げていく方向。

心身のバランスが取れてくると、過敏な反応も起きなくなっていく。

 

<効果>

施術を週2回ペースで行い、徐々に状態は回復に向かう。

特に、感情面の問題、体内浄化環境の問題が根強く、ストレスのきつい環境下で生活しながら自律神経バランスを整えなければならない。

 

施術やカウンセリングを通じ、本人も根本原因の多くが日常生活にあることを理解し、飲酒と喫煙の改善に前向きになる。

 

また、ストレス食いの形で飲食の乱れもあるため、負荷をかけ過ぎないようできる範囲での改善を促す。

 

 

5診目、およそ2週間で、睡眠時の中途覚醒がなくなり、寝る前の動悸もましに。

便の臭いもマシになってくる。

 

8診目、およそ1ヶ月近くで、病院での検診の際でも、クスリを飲まなくても過ごせ、パニックを起こさなかった。

 

2ヶ月後、たばこも止められ、飲酒量も大幅に減る。

睡眠時は良好で、動機も最近気にならない。

便も出るようになり、ガスは仕事中に溜まっているのを感じるが、日によって異なる。

食べ過ぎると胃もたれがある。

 

人が多くいる密閉した場所でも、パニックや便意を起こさず過ごせる体験が増える。

 

3ヶ月後、動悸はほぼ気にならない。

会議中、ガスは出るものの、不安なくいけた。

イライラも以前よりまし。

クスリはずっと飲まずにやれている。

 

 

順調なので、3ヶ月経過してから5日空き、5カ月目からは1週間空きと治療間隔を徐々に空けていく。

 

仕事の繁忙期も乗り越え、映画館でも最後まで席を立たずに映画を楽しめた。

 

以後、治療間隔を空け、経過観察。

根本改善にはもう少し時間が必要だが、日常生活は安定してきている。

 

状態を整えたうえで、少しずつ「プレッシャーのある状況下でも大丈夫だ」という体験を増やしていき、脳の警戒レベルを下げていく。

 

体が乱れれば、警戒レベルは上がり、外からのストレスや刺激にも敏感になってしまう。

体が整えば、体は安心していく。

 

このまま順調にいけば、やがて体内浄化環境はさらに整い、ガスやパニックも出にくくなっていく。

 

※仮に、気持ちの余裕とともに油断が生じたり、生活環境が劣悪になったりして、飲食の乱れが復活すると、自律神経バランスや体内浄化環境が乱れ、ガスやパニック、さらに幾多の症状が出てきてしまうだろう。

この方は元々、かなり体内浄化環境が劣悪であり、脳警戒レベルが異常に高い状態であったため、日常生活の改善面をかなり重視した。

それの経過に比例して、体の状態も良くなり、以前に比べはるかに症状が出なくなっていった。

(元々、当院に来る前は、別の治療院に通う時でさえ、緊張が強くなり症状が出てしまう為、クスリを飲んで挑んでいたほど。当院に来てからは、クスリを飲むこともなくなった。)

 

症状とは、

「体が治そうとするために起こすやむなき反応」

「今の環境を変えてほしいというシグナル」

である。

 

痛みや症状が再びひどくなったとすれば、それには必ず原因がある。

 

体が体内浄化を進めるため、あるいはブレーキをかけるため、症状を通じて教えてくれているのだ。

 

警報ベルが鳴っているのに、火を消そうともせず、「ベルがうるさい」と耳栓をするのはおかしい。

 

耳栓(クスリ)で一時的にベル音(症状)が紛れたとしても、火(原因)を消さない限り、ベルは止まないだろう。

 

逍遥堂