パーキンソン症状の発端はクスリの副作用の可能性がある?  大阪市 Nさん 30代 男性

パーキンソン症状と呼ばれるものがある。

 

過去、ある障害者の方を施術した際、筋固縮などの症状が強くなることがあると知り、どうやら飲んでいる薬の副作用がその原因となっている可能性が高いと感じた。

 

<経緯>

体の過緊張状態、歪みが強い。

時々、押さえられないほど全身が緊張し、筋固縮や震えの様な状態に陥る。

体が緊張し歪んでいるため、首・肩・背中・手足・腰などいたるところに痛みを生じる。

精神的にも不安定。てんかん発作のようなことも時々起こる。

 

 

<検査>

首の回旋時の痛み、手足の痛みなど全身症状

 

<処置>

エネルギー療法(頭鍼療法)

 

 

<効果>

術後、劇的に痛みが消え、体の歪みも改善。

 

ただ、本件の要点は、私の治療が効いたということではなく、なぜ過緊張が生じるかである。

 

原因は、昔から使っている薬の副作用である可能性が大だ。

 

いわゆる向精神薬系の薬をたくさん使用しているのだ。

 

例:

●リスパダール(リスペリドン)

非定型抗精神病薬(ドパミン・セロトニン拮抗薬)

脳内のドパミンD2受容体やセロトニン5-HT2受容体などの拮抗作用により、幻覚、妄想、感情や意欲の障害などを改善する薬

 

<効能・効果>

統合失調症、小児期の自閉スペクトラム症の易刺激性

 

<副作用>

感染、便秘、倦怠感、傾眠、易刺激性、浮腫、不安、嘔吐、悪心、振戦、疼痛、痙攣、眩暈、緊張、胸痛、頻脈、よだれ、アカシジア、ジスキネジー、不整脈、不眠症、不随意運動、低血圧、低血糖、体重増加、口渇、呼吸困難、咽頭炎、妄想、心室性期外収縮、意識障害、横紋筋融解症、流涎過多、無動、発熱、白血球減少、筋固縮筋肉痛、肝機能障害、肺炎、腹部膨満、頭痛、頻尿、食欲不振、食欲亢進、高プロラクチン血症、転倒、総蛋白減少、胃炎、胃不快感、インフルエンザ、嚥下困難、嚥下障害、黄疸、肝機能異常、眼球回転発作、眼調節障害、顔面浮腫、記憶障害、気管支炎、気分不良、急性腎不全、胸部不快感、起立性低血圧、筋肉痛、筋力低下、筋攣縮、錐体外路障害、激越、血圧低下、血圧変動、月経障害、血小板減少症、下痢、幻覚、構音障害、口渇、高血圧、高血糖、構語障害、高脂血症、口内乾燥、高熱が持続、紅斑、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、関節硬直、呼吸困難、錯乱状態、眼瞼痙攣、自殺企図、舌のもつれ、湿疹、しびれ感、嗜眠、射精障害、循環虚脱、消化不良、上室性期外収縮、上腹部痛、静脈血栓症、食欲減退、食欲不振、徐脈、視力低下、腎機能低下、心電図異常、心房細動、睡眠障害精神症状、意識レベル低下、躁病、体重減少、多汗症、立ちくらみ、脱水症状、脱力感、潮紅、腸管麻痺、鎮静、低血圧、てんかん、動悸、洞性頻脈、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、頭部不快感、尿失禁、乳汁漏出症、尿閉、脳血管障害、徘徊、肺塞栓症、排尿困難、パーキンソニズム、発汗、白血球数減少、白血球増加、発疹、皮膚そう痒症、鼻閉、疲労、貧血、頻尿、腹痛、腹部膨満、ふらつき、ヘマトクリット減少、房室ブロック、歩行障害、末梢性浮腫、麻痺性イレウス、ミオグロビン尿、味覚異常、無月経、無顆粒球症、無動緘黙、無力症、多飲症、口周部不随意運動、悪性症候群、血小板数減少、錯感覚、白血球数増加、末梢冷感、強度筋強剛、血中ブドウ糖増加、遅発性ジスキネジー、右脚ブロック、リビドー亢進、被害妄想、持続勃起症、注意力障害、血中トリグリセリド増加、血中クレアチニン増加、血中尿素増加、多飲、会話障害、尿中蛋白陽性、鼻咽頭炎、好酸球数増加、皮膚過角化、血中ナトリウム減少、精神運動亢進、グリコヘモグロビン増加、不規則月経、運動低下、ジストニー、不活発、仮面状顔貌、血中プロラクチン増加、斜頚、転落、唾液欠乏、うつ病、抑うつ症状、GOT上昇、GPT上昇、転倒、γ-GTP上昇、悪夢、アナフィラキシー反応、息切れ、意識消失、著しい便秘、胃腸炎、運動障害、悪寒、肝酵素上昇、過敏症、眼脂、関節痛、皮膚病変、皮膚変色、希発月経、起立性低血圧、頚部痛、血管浮腫、月経遅延、血栓塞栓症、結膜炎、口唇炎、好中球減少症、高尿酸血症、呼吸障害、錯乱、ざ瘡、四肢痛、姿勢異常、耳痛、失神、頭部粃糠疹、羞明、筋骨格痛、女性化乳房、脂漏性皮膚炎、神経過敏、蕁麻疹、膵炎、水中毒、睡眠時無呼吸症候群、咳嗽、嚥下性肺炎、過換気、意識レベル低下、喘鳴、高張尿、多尿、中耳炎、鎮静、腸閉塞、低血糖症状、低浸透圧血症、低体温、低ナトリウム血症、洞性徐脈、ALT上昇、糖尿病悪化、AST上昇、尿中ナトリウム排泄量増加、尿糖陽性、歯痛、背部痛、蜂巣炎、鼻炎、鼻出血、皮下組織膿瘍、皮膚乾燥、冷汗、鼻漏、血中ミオグロビン上昇、副鼻腔炎、平衡障害、扁桃炎、便失禁、膀胱炎、耳鳴、霧視、眼充血、リビドー減退、ラ音、緑内障、尿中ミオグロビン上昇、四肢疼痛、腹部弛緩、末梢循環不全、悪性症候群、血清CPK上昇、乳房腫大、舌腫脹、ウイルス感染、脱毛症、筋痙縮、勃起不全、尿路感染、皮膚水疱、Syndrome malin、眼乾燥、網膜動脈閉塞、血清CK上昇、回転性眩暈、γ-GTP増加、協調運動異常、流涙増加、深部静脈血栓症、気道感染、左脚ブロック、ALT増加、AST増加、GOT増加、GPT増加、LDH増加、高血糖悪化、発声障害、爪真菌症、Al-P増加、悪心を不顕性化、嘔吐を不顕性化、血中尿酸増加、気力低下、インフルエンザ様疾患、心電図QT延長、CK増加、CPK増加、術中虹彩緊張低下症候群、筋骨格系胸痛、尿中血陽性、耳感染、過眠症、膣分泌物異常、乳房不快感、性機能不全、処置疼痛、眼感染、引っかき傷、弓なり緊張、限局性感染、口腔咽頭痛、末梢性ニューロパチー、ダニ皮膚炎、薬剤離脱症候群、刺激無反応、眼瞼縁痂皮、情動鈍麻、糞塊充塞、無オルガズム症、乳房分泌、肺うっ血、気道うっ血、副鼻腔うっ血、腸内容物うっ滞

 

・・・パーキンソニズム、振戦、筋固縮、歩行障害、転倒など、パーキンソン症状がズラリと並ぶ。

(てんかんがあるのに、副作用にてんかんが入っているクスリを飲んでいる時点で、「クスリがむしろてんかんを生じさせているのでは?飲むほど悪化するのでは?」と考えねばならない。)

 

この患者さんは、筋固縮や緊張、筋骨格の痛み、てんかんなどが生じるが、いずれクスリを飲み続けるとパーキンソン症状が強く出てくる可能性があるということだ。

 

このクスリ以外にも、副作用でパーキンソン症状が生じる可能性がある。

例えば、あるクスリの副作用に不眠・健忘などが含まれていたとして、そのせいで症状が生じ、それに対するクスリが処方されたが、そのクスリの副作用に不眠や健忘が入っている・・・などというパターンは数知れない。

 

仮に、ストレスで眠りが浅い、不安感があるというのは起こり得る状態だが、それに対し、心療内科で「眠れないなら、不安ならクスリで楽になればいい」と、デパスを処方されたとする。

 

●デパス(エチゾラム)

ベンゾジアゼピン系抗不安薬

脳の興奮などを抑えることで不安、緊張、不眠などを改善する薬

 

<副作用>

脱力感、ふらつき、倦怠感、眠気、悪心、嘔気、黄疸、肝機能障害、間質性肺炎、眼症状、眩暈、言語障害、口渇、興奮、呼吸困難、呼吸抑制、振戦、頭重、頭痛、炭酸ガスナルコーシス、発汗、発疹、発熱、横紋筋融解症、不眠、歩行失調、悪性症候群、易疲労感、胃部不快感、嚥下困難、嘔吐、過敏症、眼調節障害、筋緊張低下、筋緊張低下症状、筋弛緩、筋肉痛、痙攣発作、血圧変動、下痢、幻覚、健忘、紅斑、高プロラクチン血症、呼吸困難感、錯乱、眼瞼痙攣、刺激興奮、羞明感、焦燥、食欲不振、女性化乳房、腎機能低下、蕁麻疹、咳嗽、譫妄、そう痒感、立ちくらみ、動悸、乳汁分泌、捻髪音、排尿障害、白血球増加、ビリルビン上昇、鼻閉、頻脈、不安、血中ミオグロビン上昇、腹部不快感、腹痛、浮腫、便秘、ミオグロビン尿、霧視、酩酊感、妄想、薬物依存、離脱症状、尿中ミオグロビン上昇、眼乾燥感、肺音異常、強度筋強剛、瞬目過多

 

この中には、パーキンソン症状といえる副作用が数多く含まれており、さらに健忘(ものわすれ)なども生じる可能性がある。

もし、デパスの副作用で物忘れがひどくなれば、抗認知症薬が処方されるかもしれない。

 

●アリセプト錠3mg(ドネペジル塩酸塩錠)
コリンエステラーゼ阻害薬
脳内の神経伝達物質(アセチルコリン)の量を増やしアルツハイマー型などの認知症における記憶障害(もの忘れ)、実行機能障害(問題解決能力の低下)、見当識障害(時間や場所の見当がつかない)などの症状の進行を遅らせる薬

<効能・効果>
アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

<副作用>
過敏症 、 発疹 、 そう痒感 、 食欲不振 、 嘔気 、 嘔吐 、 下痢 、 腹痛 、 便秘 、 流涎 、 興奮、錐体外路障害 、 寡動 、 運動失調 、 ジスキネジア 、 ジストニア 、 振戦 、 不随意運動 、 歩行異常 、 姿勢異常 、 言語障害 、 QT延長 、 心ブロック 、 洞房ブロック 、 房室ブロック 、 失神 、 肝機能障害 、 脳性発作 、 てんかん 、 痙攣 、 心室頻拍 、 torsades de pointes 、 心室細動 、 洞不全症候群 、 洞停止 、 高度徐脈 、 心停止 、 十二指腸潰瘍穿孔 、 肝炎 、 黄疸 、 CK上昇 、 横紋筋融解症 、 筋肉痛 、 脱力感 、 血中ミオグロビン上昇 、 尿中ミオグロビン上昇 、 急性腎障害 、 心筋梗塞 、 心不全 、 消化性潰瘍 、 十二指腸潰瘍 、 消化管出血 、 胃潰瘍 、 脳出血 、 脳血管障害 、 悪性症候群 、 Syndrome malin 、 無動緘黙 、 強度筋強剛 、 嚥下困難 、 頻脈 、 血圧変動 、 白血球増加 、 血清CK上昇 、 ミオグロビン尿 、 腎機能低下 、 呼吸困難 、 急性膵炎 、 突然死 、 血小板減少、不穏 、 不眠 、 眠気 、 易怒性 、 幻覚 、 攻撃性 、 せん妄 、 妄想 、 多動 、 抑うつ無感情 、 徘徊 、 頭痛 、 めまい 、 LDH上昇 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 γ−GTP上昇 、 Al−P上昇 、 動悸 、 血圧上昇 、 血圧低下 、 上室性期外収縮 、 心室性期外収縮 、 BUN上昇 、 尿失禁 、 頻尿 、 白血球減少 、 ヘマトクリット値減少 、 貧血 、 総コレステロール上昇 、 トリグリセライド上昇 、 アミラーゼ上昇 、 尿アミラーゼ上昇 、 倦怠感 、 むくみ 、 転倒 、 筋痛 、 体重減少 、 発汗 、 発熱 、 悪夢 、 心房細動 、 尿閉 、 顔面浮腫 、 縮瞳 、 嚥下障害 、 便失禁 、 リビドー亢進 、 多弁 、 躁状態 、 錯乱 、 昏迷 、 顔面紅潮 、 胸痛

 

そうなると、やはりパーキンソン症状および不眠・てんかん・抑うつなどの症状が生じる可能性があり、これらに対しまた別の処方が・・・と悪循環に陥り、飲むほどにパーキンソン症状も物忘れもてんかん発作も抑うつも悪化していく。

 

 

■住所:大阪府羽曳野市恵我之荘2-8-9

アクセス地図

■最寄駅:近鉄南大阪線「恵我ノ荘駅」から徒歩5分

■営業時間:10:00~20:00(祝休)

■駐車場:2台あり(無料)

 

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