今回は、アレルギー性紫斑病の改善症例を解説。
(紫斑病が生じるメカニズムは以下の記事を参照。)
■参照記事:「アレルギー性紫斑病の原因と改善方法」
■参照記事:「血小板減少性紫斑病の原因と改善方法」
【アレルギー性紫斑病の症例 Mさん 28歳】
初診 2015年9月17日
<主症状>
足の紫斑
<経緯>
8月初旬に風邪をひき、10日ほどグズグズしていた。
8/10に膝下に紫斑が出てくる。皮膚科でステロイドの塗り薬をもらう。(この段階では紫斑病と言われていない。)
8/13にたくさん動いた後、足首の後ろが虫刺されのようになり、痛くて歩けなくなった。
病院で「アレルギー性紫斑病」と診断される。尿たんぱくは異常なし。
安静にするよう言われ、3~4日で紫斑は引いていったが、動いたり立ち続けると紫斑が出てくる。
<問診>
元々アレルギー体質。子供の頃から中学まではアトピーがあった。
不眠気味。
夫の母親と同居しており、多大なストレスを抱えている。
<施術・養生指導>
首・腰背部中心に、大腿部内側の筋緊張も解く。
食養生と共に、ストレスについてのアドバイスを行う。
<経過>
2診(10/13):初回後、顕著に紫斑が出なくなったので驚いたらしい。
安静にし過ぎずに、結構動いている。2回ほど足首に小さな紫斑が出たが、全然マシ。
自身の実家に帰る頻度を増やし、夫の対応も優しくなったため、ストレスが軽減した。
順調なので、施術はいったん終了し、様子を見ることに。
<解説>
アレルギー性紫斑病が発症する以前に、風邪症状(老廃物の処理反応)が起こり、その後紫斑という形で表れたが、ステロイドで蓋をしたために悪化していった症例である。
多大なストレスを抱えられていたため、問診の時に幾つかのアドバイスをさせていただいた。
なにか腑に落ちるところがあったのか、負担のない生活スタイルに変更され、ストレスの軽減に繋がったようだ。
当初予想していた以上に、回復力が働き(ストレス軽減も影響)、体内浄化環境が正常化していった症例である。
このように私の院では、無痛整体を通じて自律神経(特に首回り)を調整し、内臓の働きを助ける(特に腰背部の筋緊張を意識)事を行うのだが、加えて重視しているのが「食養生」「心の在り方」「クスリの離脱」である。
同じような症状でお悩みの方は、一度「逍遥堂」にご相談ください。
あなたのお力になれると思います。
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