仕事の疲労による肩の激痛が改善 大阪市 Tさん 50代 男性

<経緯>

一年以上前から右肩の痛みがあり、二カ月前から痛みが非常にきつくなる。

整形外科で電気を当てても一向に改善せず、困り果てて当院の治療に来られた。

 

シャツを脱ぐのが最もつらい。

金属加工業で手を使い、力仕事であるため、大変きつい。

夜間痛もつらく、じっと寝ているだけで手に痺れを感じる。

 

 

<検査>

挙上90°、外転90°、結帯動作できつい痛みが出る。

外転+水平伸展位で力を入れる作業をすると強い痛みが走る。

 

首の後屈・右回旋でつまる。

 

肺・大腸・胃・腎のマイナスがある。

 

肩のみの問題ではなく、股関節~腰背~肩甲骨~上腕の連動が悪く、疲労蓄積・内臓機能低下・ストレスなどによる筋緊張が動きを制限している。

 

 

 

<処置>

頭(臓腑の共鳴点)に鍼

 

 

<効果>

初回の治療で、

最も痛い動きである、力を入れての外転+水平伸展が、

「あれ、痛くないかも・・・」

と、かなり改善する。

結帯動作も痛みなく「ラク」とのこと。

 

翌日、2度目の来院時、「昨日治療してもらって、劇的に楽になった」と喜ばれていた。

夜間痛も軽減し、仕事動作も今までよりずっと楽になったらしい。

 

一週間後(4回目)には、普段の動きでの痛みはなくなり、すごくラクに過ごせるようになった。

夜間痛・自発痛もない。たまに急に動かしたときピッとくるのと、大きな動きした時に出る程度。

 

その後、5回の治療を終えて、

「以前よりも劇的に改善している」

「シャツを脱ぐのも楽」

「寝ていて痺れてくるのもない」

すべての動きが楽になっている」

とのこと。

 

仕事の性質上、疲労は蓄積してしまいやすいため、日常的に筋緊張は溜まりやすい環境下にあるが、定期的に施術をすることで安定している。

疲労が溜まったときに急に動かしたり力を籠めるとピッと小さい刺激が走ることもあるが、ほとんど問題ないレベル「10→1」

 

現在は、メンテナンスのため月に2回ほどのペースで来院。

 

 

 

<解説>

疲労の蓄積により筋緊張が募り痛みを発していたが、臓腑の調整を行い、気血を促すことで、痛みはなくなっていった。

 

整形外科で二カ月治療しても全く改善しなかった痛みが、頭への鍼だけで痛みがなくなっていくのは、根本原因が肩そのものではなく別にあることを突き止め、適切なアプローチをしたからに他ならない。

 

どれほどしつこい症状であっても、日常生活を見直し、繰り返し施術を行えば、体質は次第に改善していきます。

 

 

 

逍遥堂