<経緯>
左手首と右肘の痛みを訴え来院。
日常の疲労により痛みを発したという事ですが、体のみならず、精神的疲労も痛みの原因となっていました。
<検査>
左手首:背屈の動作で痛み
右肘:肘を屈曲しコーヒーカップを持つ動作で痛み
両方の痛みが出る動きで、胃腸に加え、ストレスに関わる「胸腺」に強い反応がみられる。
<処置>
「百会」(臓腑の共鳴点)
<効果>
痛い動きをしてもらって出てくる臓腑の反応を読み取り、共鳴する頭の反応点に鍼。
手首・肘ともに、その場で痛みは消失。
痛い動きをしても全く痛みが出なくなりました。
<解説>
手を使い過ぎることによる筋緊張だけが原因ではなく、実はその背景にある精神的疲労が痛みの大きな種になっていました。
そのため、一見すると全く関係なさそうに見える頭への鍼で、手首や肘の痛みがその場で消失したのです。
たとえこの患者さんが日常で負担を抱え、再び痛みが生じたとしても、体の状態を見極め適切に処置をすることで、痛みをその場で取り去ることが可能です。
どれほどしつこい症状であっても、繰り返し施術を行えば、体質は次第に改善していきます。
お電話ありがとうございます、
逍遥堂でございます。