膝をひねって生じた痛みが改善 大阪市 Sさん 70代 女性

<経緯>

元々、胃腸が悪く、膝の痛みを訴えておられたが、施術を行うことで長年持っていた膝の痛みが出なくなり、日常生活も安定していました。

 

今回、動作の時に膝をひねった感じになり、右膝の屈伸や荷重で痛みが出るようになったため来院。

 

 

<検査>

臓腑の状態を診るに、いつもの胃や小腸に加え、腎・胸腺・肺にも反応。

実は、この数週間前、花粉症気味の症状が続き、当院の施術でそれが治った事がありました。

花粉が問題視されるが、水や空気の汚染、食の問題などがその背景にあり、特に都会人は臓腑を痛めやすい環境下にあります。

 

また、Sさんは食べ過ぎてしまうことが多く、それにより胃腸の不調から膝を痛めやすい傾向がありました。

今回の反応も、そうした事と無縁ではなく、まず臓腑の弱りが存在し、それに関連する膝へ圧がかかり痛みを生じたと考えられる。

 

 

 

<処置>

「百会」(臓腑の共鳴点)、「右復溜」

 

立位のまま、痛みの出る動きを取ってもらい、臓腑のマイナス波動を読み取り、頭の反応点に鍼をするとその場で、荷重・屈伸しても痛みが出なくなりました。

 

さらに、仰臥位で寝てもらい、膝を深く屈して圧をかけると膝裏にやや痛みが出るので、臓腑と共鳴するツボに一本だけ鍼をすることで、深く屈して圧をかけた状態での痛みが消失しました。

 

最後に歩行・屈伸などあらゆる動きをしてもらい、その場で全ての痛みがゼロになった事を確認し、「よかった~」と笑顔で安堵されておられました。

 

 

<解説>

膝の痛みをその場で消失させた症例です。

 

たとえこの患者さんが日常で負担を抱え、再び痛みが生じたとしても、体の状態を見極め適切に処置をすることで、痛みをその場で取り去ることが可能です。

 

どれほどしつこい症状であっても、繰り返し施術を行えば、体質は次第に改善していきます。

 

逍遥堂