これまでの経験上、肩こり・腰痛・頭痛など現代人に多く見られる慢性症状のみならず、パニック・うつ・アレルギー・ガン・潰瘍性大腸炎など難治とされる症状の原因を調べていくと、
- 自律神経・脳
- 内臓
- 体軸バランス
と、いった3つのポイントに乱れが生じていることがほとんどです。
特に重要なのが自律神経・脳の乱れであり、ストレスや感情面での負荷が大きかったり、飲食の乱れが高じると、自律神経・脳の調和が崩れ、内臓や体軸バランス(筋・骨格構造の歪み)にも影響を及ぼし、全身的な不調をきたします。
「ストレスで胃が痛くなった」という話を、誰しも一度は耳にしたことがあると思います。
このように、不安・怒り・悲しみなどの感情は自律神経・脳の不調和を生みやすく、内臓機能を低下させます。
内臓機能が弱ると、免疫系・回復力も低下し、痛み・だるさ・コリなど様々な症状が生じやすくなります。
さらに、自律神経は筋肉・血管などの収縮・拡張にも関連しており、自律神経が緊張に傾くと全身の筋緊張が増し、血流は滞り、疲労物質が溜まりやすくなります。
そして、全身が緊張し、内臓の働きが低下すると、内臓の位置が下がってインナーマッスルである大腰筋へ負荷をかけるため、体軸バランスの乱れ(歪みなど)が生じやすくなります。
そうすると、腰や膝などに負担をかけるだけでなく、肺・心臓・胃腸などの臓器を圧迫し、イキイキした生命活動の弊害となっていきます。
また、内臓の機能低下によって自律神経の乱れが生じたり、体軸バランスの狂いによって自律神経系などを圧迫したり内臓への負荷をかけたりします。
このように、自律神経・脳、内臓、体軸バランスは密接に関連しています。
中でも特に自律神経・脳の乱れが起因になっているケースが多く、放っておくと疲れが取れにくい状態が続くため、多数の症状を抱える負のループに陥ってしまいます。
痛みやコリを部分的にほぐしただけでは、症状は再発してしまう!
知ってましたか?
多くの整骨院や治療院では、痛みやコリのある患者さんに対し、
- 物理的刺激で筋肉をほぐすためのマッサージや鍼
- 強い力でボキボキする骨格の矯正
などを行っていますが、実は、症状を根本的に取り去り、再発しない体に導くには、こうしたやり方では不十分なんです。
その理由は、生命活動の中枢として働く自律神経にあります。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があり、循環・呼吸・消化・発汗・体温調節・内分泌・生殖・代謝などあらゆる機能を制御します。
痛みやコリが生じている人は、自律神経が緊張(交感神経優位)に傾いていることがほとんどです。
これはすなわち「戦闘モード」に入っているわけで、脳は外部からの刺激に対し警戒を強めています。
そのような緊張状態にあるとき、強く押したり揉んだりボキボキする刺激を与えれば、脳は「攻撃」と受け止め、防衛反応として筋肉をさらに緊張させてしまいます。
つまり、強くもむほど、一時的に物理的圧力で緩んだとしても、体の防衛反応を誘発して筋緊張が強くなっていくのです。
いくらマッサージをして筋肉をほぐしても、また元に戻ってしまったり悪化してしまうのはそのためです。
そして、自律神経の緊張は、内臓機能の低下や体軸バランス(構造の歪み)を起こし、それらによっても痛みやコリなど様々な症状が生じるので、こうした要素を放置したまま部分的に筋肉だけをほぐそうとしても根本改善せず再発するのです。
例えば、「車と警報ランプ」の関係でみていきましょう。
ガソリン切れが起こっていることを知らせてくれるのが警報ランプの役目です。
ガソリン切れ(根本原因)を解消しさえすれば警報ランプ(症状)は自ずと止むのですが、多くの病院や治療院では「チカチカと光ってうっとおしい」事を問題視し、ランプにテープ(痛み止め薬・マッサージなど)を貼り蓋をしてごまかすことで、警報ランプの光が目に入らないようにします。
すると、今度はランプだけでなくエンジンからも異常な音が聞こえるようになり、
「今度は音が聞こえないように耳栓を処方しましょう」
と、なるばかりか、さらに音が大きくなりすぎると、ガソリンを入れようともせず、
「異常音の聞こえるエンジンを取り換えましょう(手術)」
と、いう手段を講じたりします。
こう例えると笑い話のように思えますが、これが今の医療業界で起こっている現実なのです。
あなたの痛みや不調を本当の意味で取り去るには、大元の原因を解消しなければなりません。
それには「どこに問題が起こっているのか」「なぜ問題が起こったのか」「どうすれば問題を早く解決できるのか」を知る必要があります。
当院では、
- 詳しい「問診」
- 綿密な「検査」
- 分かりやすい「説明」
- 効果の高い「施術」
- シンプルな「セルフケア」
の5ステップを通し、あなたの不調の根本原因を探し出し、「再発しない健康な状態」を目標とした治療プログラム「逍遥堂メソッド」をご提供いたします。
まず、「問診」と「検査」によって全身の不調ポイントを独自の視点で見つけ出します。
そして、症状が発生した根本原因の「説明」を分かりやすく行うことで患者様と治療方針について意識を共有します。
治療方針に納得がいかない状態で施術を行う事はありませんのでご安心ください。
「施術」は患者様ひとりひとりに合わせたオーダーメイドの治療を行います。
「自律神経調整」「内臓調整」「体軸調整」が3本柱となります。
中でも特に重要視しているのが、自律神経・脳へのアプローチです。
これは、東洋医学でいう「気血」の巡りや「感情」面の不調和などを整えていくものとなります。
内臓や体軸バランスも自律神経・脳と大いに関わっており、自律神経・脳を整えることで同時に調整されていきます。
自律神経・脳の調整では、特に生命中枢の「間脳(視床・視床下部・下垂体・松果体)」「脳幹(中脳・橋・延髄)」から「脊髄」へのアプローチが重要になります。
施術は、軽く触れるだけ、ほんの少し動かすだけの、超ソフトなアプローチが基本です。
軽く手を触れて数秒~数分リラックスしていただく間に、どんどん体の治癒力は高まっていきます。
この触れるだけのソフトな施術をすることで、自律神経・脳のみならず内臓機能・筋緊張・脳脊髄液・血流・神経伝達・ホルモン・骨格構造のアンバランス・感情・毒素の蓄積など、検査で浮き彫りとなった問題を一気に調整できます。
再検査を行うと、多くの場合で痛みやコリは緩和もしくは解消されています。
まだ少し症状が残っている場合、必要であれば内臓機能の調整をしたり、筋・筋膜・骨格へのアプローチを行い体軸バランスを修正したりすることで改善を促します。
ここで重要な点は、「慢性症状の9割以上は、症状が起こっている場所に原因がない」ということです。
例えば、腰痛の場合、腰そのものに原因があるケースは1割以下であり、ほとんどが腰以外に原因があります。
そして、本当の原因となっている要素は一つとは限らず、複数の原因が重なっている事が多いです。
当院が「自律神経・脳、内臓、体軸バランス」の3つを重視しているのは、様々な複数の原因によって悪影響が大きく生じやすいポイントだからです。
それ故、本当の根本原因を探り出し、適切な調整をかける事で、「自律神経・脳、内臓、体軸バランス」が改善され、体の治癒力が最大限に引き出されるのです。
一部、効果が実感できるまでに中・長期的な回復時間を要するケース(ヘルニア、脊柱管狭窄症、うつ、アトピー、不妊、クスリの副作用による弊害など)もありますが、肩こり・腰痛・頭痛などの大抵の症状は1回~数回で効果を感じて頂けます。
さらに、シンプルな「セルフケア」をしていただくことで、回復が早まったり、施術効果が持続しやすくなります。
こうした独自のアプローチにより、痛みやコリだけでなく、内臓機能・精神面にまでアプローチできるのが当院の強みです。
ただ、今の症状を取る事だけが当院の施術目的ではありません。
他と比較しても非常に即効性の高い施術であるため、
「症状が取れてしまえばすべてが解決した」
と、思ってしまいがちですが、あくまでも根本原因を解消し再発しない体づくりをすることが本来の目的です。
単純な問題で引き起こされた症状であれば、1回~数回で全快することもありますが、多くの方は長年に渡って積み上げた慢性的な問題を抱えているため、根本原因の改善に一定の時間が必要になります。
たとえ1回の施術で痛みが楽になったとしても、日がたつと痛みが出てくるようでは「根本原因がまだ解消されていない」という事です。
当院の施術で、症状が出ている場所に触れず根本原因にのみアプローチをした結果、直後に痛みや可動域が改善するのは、必要な方向にアプローチが出来ている証明でもあります。
しかし、脳は現状を維持しようとする性質がある(ホメオスタシス)ため、慢性的な問題が強ければ強いほど、悪い癖であっても戻そうと働きます。
さらに、「生命エネルギー」が枯渇していたり、機能低下・処理作業・損傷が多い場合、補われたエネルギーはすぐに使用され足りなくなってしまいます。
そこで、治療効果が落ちないうちに初めのうちは治療間隔を詰めて施術をしていくことで、持続力がついてきます。
次第に問題個所は修復され、余力の貯蓄が出来てくるため、施術間隔を空けても自身の力だけでやりくりできるようになるのです。
そして、繰り返し「良い状態」を脳に覚えさせることで、体は「良い状態を維持しよう」という方向へ力を向けるようになります。
簡単な「セルフケア」を行ってもらうことはその助けになります。
もし今、あなたが長年の症状に悩まれているとして、例えるならその状況は「生命力の火」が枯渇し回復力がなかなか発揮できていない状態であるといえるでしょう。
当院で行う施術とは、あなたの消えかかっている火を再び燃え上がらせるために、「薪に種火を入れる」ことを意味します。
薪に種火を入れれば、再びあなたの回復の炎は少しずつ大きくなっていきます。
あとは炎が自ずと大きくなっていくのを見守りながら、火が小さくならないように湿っていない薪(適切な食事など)を必要な量だけくべたり、湿った薪をどけたり邪魔なガラクタ(毒素など)を薪にくべないよう配慮したりすればいいわけです。
ただ、キャンプの焚火を想像して頂ければわかると思いますが、一度の種火を入れるだけでは、初めの頃はなかなか火が大きくなりにくい事が多いため、種火を入れた後のしばらくは「うちわで仰ぎ」空気を火に送ってやらないといけないわけです。
そうして小さな種火に風を送り空気を入れていくことで、だんだんと火は放っておいても自分だけで大きくなっていきます。
「施術効果を上げるために、初めは間隔を詰めて来て下さい」
と、当院で勧めるのはそのためです。
このように、最適な施術ペースをご提案し、きちんと治りきるまで施術を受けていただく事で、健康なライフスタイルを手に入れることが可能となります。
根本原因を解消することは、痛みを取り除く事だけではなく、風邪をひきにくくなったり、アレルギー体質が改善されたり、痛みがぶり返すことがなくなったり・・と、様々な恩恵に繋がります。
『他の病院・治療院で施術を受けたけど、効果が感じられなかった』
という方はどうぞお越しください。
必ずや、他院との違いを実感していただける自信があります。
お電話ありがとうございます、
逍遥堂でございます。