難病治療を可能にする逍遥堂の治療体系

 

難病治療を主に行う大阪府羽曳野市の逍遥堂は、

  • 効果が高い
  • 体に負担をかけない
  • 根本改善に結びつく

という理念を表現すべく、患者様の状態に合わせたオーダーメイドの施術プランをご提案しています。

 

当院でご提供する問診・検査・カウンセリング・施術・セルフケアの一連の治療体系を、「逍遥堂メソッド」と呼んでおり、他にない唯一無二のものです。

患者様が最短距離で改善に向かうサポートをすべく、手技や鍼灸を組み合わせ、養生指導も含めオーダーメイドできる根本改善のための治療体系です。

 

 

「逍遥堂メソッド」の中核となる治療技術は、以下の4つに分けられます。

 

逍遥堂の治療体系を構成する「4つの技術」と「1つの真実」

 

無形

(気血)

「上善如水」 螺旋状の速いエネルギー 神経伝達・血流

脳幹・脊髄神経・内臓・遠隔治療

伏衝脈、奇経、行気・破気
「無為自然」 ゆっくりなエネルギー 感情

トラウマ・思考法・潜在意識・脳の統合

営気、臓腑経絡、病邪、心神、神主学説、疏肝理気
「明鏡止水」 とても速いエネルギー 内臓・気血の巡り

浄化・空間・遠隔・外傷

衛気、臓腑経絡、病邪、補寫
有形

(構造)

「万物斉同」 微細な手技 筋・筋膜・骨格

歪み・内圧解放・動作再学習・協調運動・フラクタル・軸調整・外傷

臓腑経絡、経筋、空間論

 

これら4つの技術にはそれぞれの特長があり、一つもしくは複数を併用することで、最短距離での改善に近づけることが出来ます。

(それぞれの技術の中にも幾つかのテクニックがあるのですが、大別するとこれら4つに分類されます。)

 

なぜ4つも使用することがあるかと言えば、それは逍遥堂が難病治療を行う院だからです。

一つ一つの技術は、それだけで流派を作ることができるほど強力なラインナップとなっているのですが、たった一つのテクニックだけで全ての難病に対応しようとしてもカバーしきれない部分が出てきてしまいます。

 

例えば、Aという技術がパニック障害を得意と出来ても、オスグッドに対しては別のBという技術を使う方が改善が早かったりします。Aを使用してもオスグッドを改善できるのですが、Bの方が確実で早く良くなるなら、Aだけにこだわる必要はないと私は考えます。また、それぞれの長所を併用する形で、Bをメインに使用しながら、Aで回復力の底上げを行うこともあります。

 

 

これら4つの技術をどう使い分けるかの判断は、主症状の根本原因が「無形」であるか「有形」であるかをまず判別することが重要となります。

 

●「無形」は、気・エネルギーレベルでの問題が中心。

⇒気血の巡り、神経伝達、感情、内臓機能のエネルギー低下

「上善如水」:速い螺旋エネルギーでの調整

「無為自然」:ゆっくりなエネルギーでの調整

「明鏡止水」:とても速いエネルギーでの調整

 

●「有形」は、構造レベルでの問題が中心。

⇒筋緊張、筋膜の癒着、歪み、深部内圧による圧迫、神経や血管の絞扼、器官の位置のずれ、筋骨格の連動、軸のブレ、外傷

「万物斉同」:微細な手技での調整

 

 

問診・検査によって、主訴を中心にどのような背景があって症状が生じたのか「病因病理」を明らかにし、「無形」と「有形」のいずれに根本問題があるのかを考えます。

 

そして、根本改善に必要な処置を、4つの技術から1つもしくは複数選択し使います。

 

もし、アトピー症状に悩む方が捻挫の痛みも併せ持っていたとしたら、その患者さんがいずれの症状を優先的に良くしたいかにより初回でのアプローチも変わります。

「アトピーも大変だが、まず大会が近いので捻挫を早急に治したい」というなら、捻挫の処置を優先的に集中して行い、それが改善してからアトピー治療に取り掛かります。

「とくに運動もしていないし捻挫は時間と共に落ち着くだろうから、今はまず眠れないほど痒いアトピーをどうにかしたい」というなら、アトピー治療を中心に据えます。

これが、例えば「胃下垂」と「膝痛」の両方をお持ちなら、原因が胃の機能低下にある場合、根本原因の胃を調整することで「胃下垂」と「膝痛」の両方を良くすることにも繋がります。

 

 

なお、注意したいのが、症状が生じる真の意味が、

  1. 治癒、浄化のための生理反応
  2. 今の状況を変えてほしいというシグナル

で、あることを忘れない事です。

 

例えば、オスグッドの痛みは「有形」レベルでの問題が中心であり、「万物斉同」によるオスグッド処置により1~5回で改善します。

これだけを見れば、確かに素晴らしいのですが、本当の問題は、

「なぜ、この人がオスグッドになったのか」

にあるはずです。

 

「スポーツをして筋疲労が溜まりオスグッドになった」と言うのが基本背景にあるのですが、さらに言えば、スマホを見過ぎて睡眠不足になっていたり、毎日コーラを飲んでいたり、肉食やインスタントばかり食べているため、内臓機能が低下し回復力が落ち、オスグッドになったのだとしたら、日常生活の改善をしなければ再びオスグッドや別の症状が生じるかもしれません。

もっと言えば、オスグッドの痛みの意味は、「損傷した患部を治癒するための炎症反応」が起きているのと同時に、「治癒のために休みなさい」「疲労がたまっているよ。生活改善を見直しなさい」というシグナルでもあります。

という事は、症状の本当の意味を読み取ろうともせず、ただ施術で痛みだけを取り去ってその他を放置しているのは、真の意味での解決とは言えないでしょう。

ですから、オスグッドの処置以外にも、内臓機能へのアプローチなどを併用したり、養生指導を行って真の改善へと向かわせる必要があります。

 

「逍遥堂メソッド」では、こうした原因背景までも明らかにし、患者さんと情報を共有し、施術のみならず養生指導など本当の意味での解決に導こうというスタンスです。

 

「逍遥堂メソッド」の肝は、「無形」「有形」のいずれに主要な根本原因がある場合でも、アプローチできる点です。

 

他のほとんどの治療院では、

「気・エネルギーを」

「筋肉を」

「筋膜を」

「歪みを」

「内臓を」

「神経を」

・・・など、「何かしらを整えさえすれば、全ての症状は良くなります」と説明していますが、確かに良くなる症状もあれば改善しきれない症状も出てくるのが現状のようです。レベルの差により改善率に違いはあれど、偏った視野でしか人体とその周辺を捉えられていないと、必ず陥ってしまう盲点です。

 

 

逍遥堂では、「無形」「有形」あらゆる面から問題を把握し解決策を導き出すので、偏ったやり方に固執することはありません。根本原因も人それぞれ様々ですので、自ずとオーダーメイドの治療となっていきます。

 

しいて挙げるとすれば、「逍遥堂メソッド」で特に鍵となるのは、「血流」「感情」です。

 

「血流」を滞らせる要因(気の滞り、筋緊張による血管圧迫や歪み、内臓機能の乱れ、脳幹・脊髄神経系の伝達不良など)をいち早く発見し、要因に対する最適な改善策を施すことで、全身の「血流」は改善します。

 

例えば、筋緊張により身体の歪みが生じ血行障害を起こしていたり、筋緊張による血流や神経伝達の圧迫制限がある場合、血液に含まれるホルモン・栄養物質・酸素・免疫物質などの最重要な要素が必要とされている全身のあらゆる場所に行き届かなくなってしまいます。

「血流」は治癒力の源泉であり、血流が不足してしまえば免疫は低下し、治癒力は損なわれ、細胞は死にます。

 

どこに問題があって大事な「血流」が損なわれているのかを調べ、最適な処置を行うことで、全身の気血の巡りは回復し、治癒力が引き出されるのです。

 

例えるなら、田んぼを流れる水路があったとして、水路が詰まっていないか、水路が溢れていないかを見つけ、問題箇所を一つずつ解決していくことで、田んぼが乾燥することなく、豊作になるという感じですね。

 

そして、負の「感情」という要素が、深い意味で症状というものを構築している要因であったりしますが、「逍遥堂メソッド」では特殊な技術を用いて、溶かすように解消していくこともできます。

 

これら「血流」と「感情」に着目し、患者さんの問題を根本的に解決していこうというのが、「逍遥堂メソッド」の根幹になります。

 

 

施術の核となるのは「気血を巡らせること」ですが、当院では目的に合わせて幾つかの手法を適宜用いています。

 

健康体とは、全身の気血(エネルギー・気・周波数・波動・振動+血流)が過不足なく滞りなくスムーズに巡っている状態であり、血流・リンパ・神経伝達・内臓機能など全ての生命活動に直結してきます。

 

全身の気血が過不足なく巡ることで、固くなった筋肉にも血流が行き渡り、緊張した筋肉に引っ張られて歪んでいた骨格も自然とあるべきポジションに戻ることが出来ます。機能低下し位置が下がってしまった内臓も気血が巡ることで本来の位置に収まるようになります。

 

 

「上善如水」と呼ぶ技術を用いることで、通常ならアプローチが難しい深層部の脳幹・間脳・脊髄神経への効果的な調整が可能となり、神経・血管・筋肉・内臓など全身のあらゆる箇所に生じた問題に対し「螺旋状の速い気・エネルギー」を送ることができます。

リモートでの遠隔施術も可能です。

 

 

それのみならず、当院では、「無為自然」と呼ぶ、

「蓄積したマイナス感情の氷解」

「毒素・細菌系の除去」

「瞬時に可能域制限を改善する」

などの世間の常識では信じられないような効果を上げている技術を活用しています。

 

ゆっくりと気血を巡らせるこの技術により、感情面・毒素・内臓・筋肉・関節・神経・経絡などへの調整ができます。

 

 

また、「明鏡止水」と呼ぶ技術では、波動(周波数)のマイナスを読み取りそこへ空間のエネルギーを巡らせ痛みや可能域を改善したり、瞬間的な癒し・浄化を行うなど、「とても速い流れの気・エネルギー」を巡らせ様々な効力を発揮します。

応用として、脳の共鳴ポイントに鍼をしてエネルギーを巡らす「頭鍼」、エネルギーと中医学の経穴特性を組み合わせた「一本鍼」などを用いることもあります。

 

 

さらに筋骨格系への直接的なアプローチが必要なケースでは、「万物斉同」と呼んでいる微細な刺激の手技を併用しながら体軸調整を行い、回復に近づけていきます。

この体軸調整は、構造・筋骨格・フラクタル理論・協調運動・脳科学を意識したもので、独自にアレンジし体系化した内容となっており、現在進行形で深化中です。

 

 

当院のいずれの調整法においても特に重要視しているのが脳・自律神経への働きかけです。

例えば、「無為自然」による感情面へのアプローチを行うことで、パニック症状やアトピーなどの人に対し「脳の警戒ラインを引き下げる」サポートを行えます。

さらに、「万物斉同」では体を通じ脳に働きかけを行い、筋の連動を調整したり、痛みが生じる誤った癖を修正したりします。

 

本当の意味での「根本療法」とは何か?「対症療法」や「準根本療法」との違い

 

世の中には多くの治療院・治療テクニックが存在し、「根本療法」「根本原因は○○だ」と謳っていますが、実はそのほとんどすべては本当の意味での根本療法ではない「準根本療法」と呼べるものでしかありません。

従来の対症療法と一応区別するために「準根本療法」と呼んでいますが、大きな視点で見れば「対症療法の延長」に過ぎません。

(数多くの改善症例を誇る凄腕治療家や繁盛院の多くが、そのことに気づいていません。)

というのも、ほとんどの治療院のゴールが、「症状を解消すること=根本改善」だと信じ込んでいるからです。

「え?そりゃ症状が解消されれば全て解決じゃないの?」

と思われるかも知れませんが、改善したと思われた患者さんの多くは再び症状を再発させたり、別の症状が出てきたり、あるいは別の形(人間関係や金銭トラブルなど)で問題が生じたりするからです。

 

 

※症状の理由とは、大きく分けて2つ。

  • 「生き方や環境を変えてほしいと言う体からのシグナル」
  • 「体の治癒や浄化のための反応」

 

多くの患者さんや治療家さえも、「症状=悪」と捉えて、症状を消す事だけに重きを置きがちですが、その発想は「火事で警報ベルが鳴っているのに、警報ベルを消す事ばかりに気を取られ、火に気づこうともしない」光景と同じなのです。

本来なら、火を見つけて消してあげればベルは自ずと消えるのですが、ベルを消すことに躍起になる事で火はますます燃え広がり、それを知らせようとさらにベル音が大きくなるというのが現代医療の姿なのです。

ベルが聞こえないように耳栓をしている間に火が勝手に消えていく場合なら、大事には至らないこともありますが、多くのケースで大火事になってしまうことがあります。

 

誤解を恐れずに言えば、現代西洋医学が対症療法であることはもちろんの事、代替医療・自然療法系のテクニックのほぼすべては、たとえ根本療法と銘打っていたとしても実は「準根本療法」の位置づけでしかありません。

(少し厳しめに言えば、「準根本療法」とは、一見すると根本療法のようにも見えますが、内実は「根本療法もどき」です。)

 

敏腕治療家でさえ、このことに気づいている方は少数です。

「気の流れ」「血流」「脳脊髄液」「自律神経」「内臓」「筋緊張」「筋膜」「最深層筋膜」「姿勢バランス」「骨格」「リンパ」などをそれぞれの治療家が根本原因と診立てて、様々なテクニックにより症状を改善できたとしても、これらの原因とて本当の意味での根本原因ではなく、枝葉・副次的要因に過ぎないのです。

というのも、症状やトラブルが生じる本当の意味である「生き方」「深いところの感情の記憶による繰り返し」などが放置されたままで、症状だけが解消されたとしても、いずれ同じような症状、あるいは別の形で問題が表在化してくるからです。

それは病かもしれませんし、人間関係や金銭トラブルかもしれません。

 

本当の意味で根本改善がなされるとすれば、それは患者様自身が「症状」や「トラブル」という経験を通じて気づきを得、生き方考え方をも包括的に改め、身体が求めていた本当の在り方に沿った人生を生きることだけでしょう。

 

 

例えば、脊柱管狭窄症の痛みやしびれが解消された方にとって、筋膜調整や骨盤調整や姿勢矯正などのテクニックを用いて結果を出した治療家先生は神様のような存在でしょう。

私も、そのこと自体は素晴らしいと思いますし、患者様の健やかな人生は祝福したいところです。

しかし、その治療で根本原因だと示された「筋膜」「骨格」「姿勢」などは、本当の意味での根本原因から派生した二次的要因に過ぎないことを、治療家の多くが認識していません。

だからこそ、「俺がこの患者の難治症状を完治させた」「○○にアプローチする○○テクニックにより症状は治せた」と思っていても、暫く後にまたその患者さんが症状を再発させたり、別の症状に襲われたり、全く違うトラブルに巻き込まれたりするわけです。

治療家のほとんどは、一連の流れが生じたとしても、同症状や別症状という体レベルのトラブルならばまだしも、全く違う形のトラブルまでもが同じ根本原因によって起こっているなどとは思いもしません。

こうしてその人は、治しても治してもリピートする状態や、別のトラブルを解消できる人を探す依存状態に陥るわけです。

 

この視点を持てば、いかに「筋膜こそがトラブルの根本原因だ」「痛みの原因である骨格や姿勢バランスを整え筋トレをすればいい」という考え方が、視野の狭い一時的な解決にしか結びつかないことを想像できるでしょう。

 

もし、この構図で流行っている院があるのだとすれば、それは治りきらない依存患者たちでリピートしているだけの状態に過ぎません。

凄腕な治療家による施術は、西洋医学の有害な対症療法よりは遥かに良いものでしょうし、症状を解消させる率も高いのですが、本質的な構図はやはり同じであり、「根本療法のように見えるが、実は深い意味では対症療法よりはマシな準根本療法」という位置づけでしかないのです。

治療家の多くは、「腕が良いので流行っている」「このやり方がベストだ」「根本治療だ」と信じ込んでいますが、そのループに疑問を持った患者はやがて離れていくし、別の形のトラブルで問題が表在化すれば新たな解決法を探し別の場所へと移るでしょう。

(だからこそ、繁盛して腕が良いとされる治療院なのに、延々と新規患者獲得のためにチラシを配ったり、ネット集客にお金をかけたりしなければならない。経営の勉強会に投資し、「カルテ数こそが」「リピートが大事」と教えられたとしても、やっていることは結局チラシやネット広告に金をかけることでしかなかったり、せいぜい新しいSNSツールを活用したりというものでしかない。たとえ、たくさんの体験談や症例を誇っていたとしてもだ。だからこそ、建前ではない素の状態で接した彼らの顔は、明らかに幸福そうではなく、金・経営・リピート・テクニック探しへのベクトルに意識が向けられ、他の稼いでいない治療家・対症療法まるだしの治療家へのマウント、あるいは自身では理解できないやり方で結果を出している治療家への疑念や嘲笑に満ちており、自身が「対症療法の延長でしかない準根本療法家」であることに気づこうともせず「自称根本療法家」であり続ける。)

 

それは、例えば、

「腰痛の原因のほとんどは、実は腰に原因があるのではない」

と言って、従来の腰への物理療法(マッサージ、局所鍼、電気など)を否定し、見下し、「気の流れ」「血流」「頭蓋骨」「骨盤」「手首や足首」「経絡」「最深層筋膜」「リンパ」「脳脊髄液」「姿勢バランス」「内臓の位置」「上部頚椎」「骨格」「筋トレ」など腰以外への調整を行って痛みを改善したとしても、それは「準根本療法」の域を出ません。

局所への物理刺激や薬物で誤魔化すだけの対症療法よりは遥かにマシではあるものの、とてつもなく解剖学・生理学・東洋医学を研究し、オステオパシーや整体法や気功などあらゆるテクニックを用いて症状改善に成果を出していたとしても、それですら「本当の意味での根本療法」ではないのです。

 

一応、従来の対症療法と区別するために「準根本療法」と呼んではいますが、大きな目で見た構図の実態は「対症療法の延長」に過ぎず、たとえ一回で長年の痛みが解消できるテクニック(最深層筋膜癒着を剥がす等)だとしても「ハイレベルな究極の対症療法」の域を出ません。なぜなら、「最深層筋膜癒着は副次的要因であり、なぜそういう形で辛い痛みを生じる理由があったのか?体は何を訴えようとしているのか?」の視点がそこにはなく、新たなるシグナルが生じるであろう素地を放置したままになっているからです。

本当の意味での症状の原因(火事)は放置されたまま、症状(ベル)のみを消したに過ぎない構図は、対症療法の域を出ず、せいぜい「準根本療法」と言うべき位置でしかありません。

「準根本療法」を行う中、患者さん自身に何らかの気付きがあったり、術者の人間性や会話の中で今の病に対する見方が変わるなど、生き方の見直しや過去の感情への整理ができたのであれば、根本原因にアプローチできたという状況がはじめて生じるのですが、これは「根本療法をしているつもりで実は準根本療法をしていたら、結果的に根本原因の領域にまでアプローチできていた」という現象であり、確率論で言えば少数の域を出ないでしょう。

(熟達したカウンセリング、カリスマ性、経験値に基づく心理的アプローチなど「治療テクニック以外にも、意図的に私は患者さんの深い感情やトラウマ、根本原因である生き方に向き合って治療を行っている」というのであれば根本療法を志しているといえますが、「確率的に低い割合で奇跡的なことが生じる場合がある」という域であるのなら、それは完全な根本療法としての立場とは言えません。もちろん大変素晴らしいことですが。マンパワーや患者さんの状況次第で変革確率は大きく左右されてしまいます。)

 

「心・身体・魂を救う」と訴えるような凄腕治療家たちであっても、やはり「準根本療法」の立ち位置であり、例外的に幾つかの要素が重なった場合にだけ根本原因である生き方や深い感情にたどり着けるといった具合でしょう。

しかし、凄腕治療家たちの多くは、「自分たちの治療こそが根本療法だ」と考えており、「準根本療法」であるなどとは思いもしません。

たとえ経営的に潤っていようと、名声が高くなろうと、改善症例を積み上げようと、患者さん自身が喜び崇めようと、大きな視点で見ればエゴの領域であり、依存であり、新たな問題を放置したままであることに変わりはありません。

 

少なくとも、「準根本療法」であることを自覚しつつ、根本原因である生き方や深い感情にまでどうにかアプローチできないかと模索しているというのならまだ分かりますが、「これこそが根本療法だ。ほかは対症療法に過ぎない」と訴えるのは大きな視点から眺めれば無知と傲慢以外の何物でもないでしょう。(いつか頭打ちとなり悩むか、硬い殻に籠ったまま「これしかないんだ」「これこそがベストなんだ」という思考に落ち着くかはその人次第でしょう。)

 

もしも、自身のやっていることが対症療法であると分かっていて、それでも患者さんの今の苦しみを解消してあげたいと考えているのならば、そして患者さんもそれを望んでいるのならば、その在り方を完全に否定するつもりはありません。

西洋医学は、元々戦場医学として発展した経緯があり、救急医療の現場では対症療法によって人命を救うということが行われています。西洋医学であれ代替医療であれ、やむなきケースで一時的に対症療法が必要とされることもあるでしょう。

しかし、対症療法(準根本療法であっても)であるにも関わらず、「これこそが真の根本療法だ」とはき違えて、本当の意味での患者さんの変革をぼやかし、依存ループに嵌めてしまう事は、いかがなものかと思います。

大きな視点で見て、無知かつ傲慢な態度と言えるでしょう。

見方を変えれば、患者さんが自身の生き方の矛盾に気づいたり、深い感情を解放するための機会(症状という形で表在化しシグナルを出している)を「対症療法」や「準根本療法」を行う治療家が奪っているとも解釈できます。

これが本質的な「医療のあるべき姿」と言えるのでしょうか?

 

そのような「対症療法」もしくは「準根本療法」ばかりの治療業界の中で、それでも逍遥堂が、「本当の根本改善のための治療体系」の重要性を謳うのは、「火事と警報ベル」の関係性を患者様に気づいてもらい、火事に目を向け、「なぜ火事が起こっているのか、どうすれば消せるのか」腑に落ちるように導き、「本来の自分らしい生き方への気付き」「深いところの感情の記憶」から起因するトラブルが生じなくなるよう働きかけようとしているからです。

それは感情面へアプローチする「無為自然」に加え、当院独自の「性格プロファイリング」によって行うことができます。

今はまだ理想を追い求めている途上ですが、現在進行形で深化中です。

 

完璧などとはまだまだ言えない途上でありますが、少なくとも本当の意味での「真っ当な根本療法」「真っ当な根本改善」を目指している全国でも数少ない治療院であることは間違いありません。

 

難病だらけの時代だからこそ求められる「逍遥堂」の治療体系

 

今の世の中は、いわゆる原因不明の「難病」「奇病」であふれています。

そういう謎多き病状には、「○○症候群」「特発性○○病」など小難しいネーミングがつけられていますが、要するに「原因も治療法もわからずお手上げだが、カルテに症状名を書かないとお金にならないのでこう呼んでいる」というだけに過ぎません。

 

これらのほとんどが、実は医原病(医療が原因で生じる病気)であったり、食品添加物や遺伝子組み換え食や農薬や公害などの毒素といった「人間が生み出した有害事象」によって生じています。(例えば、花粉症も、単に花粉が悪いというよりも、精神面や体内浄化環境や花粉以外の有害物質によって起こりやすくなります。)

そして、不安や怒り渦まく人間社会という名の「泥沼」に浸ることで積み上げられた負の感情や思考が根深いところにあります。

 

最近で言えば、新型コロナワクチンによる後遺症が増えており、クローン病・ガン・紫斑病・アトピーなどの「難病・奇病」を生み、マッチポンプとして医療利権が潤っています。

しかし、医療が与えるのは対症療法でしかなく、治らずに苦しみ続ける人々が後を絶ちません。

 

そんなカオスな世の中だからこそ、本当の意味での根本療法が求められるのではないでしょうか。

 

学生時代、同僚に対し、「アレルギーを治せれば必ずニーズがある」と語って、「そりゃ・・、治せればね・・」と失笑を買った事が思い起こされますが、もはやワクチンをはじめ、遺伝子組み換え食品(虫食を含む)やゲノム編集、毒医療、電磁波などの有害物質汚染による難病・奇病が増え続ける時代となってしまい、本当の意味での根本療法を探す人も徐々に増えていくことでしょう。

 

対症療法に重きを置く人(患者も医療従事者も)は、本当の意味での根本療法の存在にすら気づくことはないでしょう。

「必要としてくれる人にだけ、私の持てるものを全てぶつけよう」という初心を今でも持ち続けています。

 

 

逍遥堂